埼P連会報 No.230
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私の町の小針小学校PTA伊奈町立『悩みを共有することで 問題解決の糸口に地区会長・   市町P連会長合同会議』合同会議アンケートのまとめPTA活動について見直す必要を感じているものの、実際に実施する段階には至っていない学校も多い。見直す必要を感じた背景として、社会環境の変化に伴う、会員数減少(子育て世代の減少)や、活動のための時間を確保することが難しい保護者が増加しつつあること(共働き、かつ保護者がフルタイムで働く家庭の増加など)があげられる。また、情報化の進展に伴う価値観の多様化や権利意識の変化などもあげられる。具体的な見直しにあたっては、事業規模の再検討(単会規模に見合った事業内容への変更)が最も多く、事業内容を精査する段階では、子供たちに直接かかわる活動については継続・強化、あるいは、複数の事業を集約しながら内容の拡充を図ろうとする傾向が強い。一方、上部団体(各市町村PTA連合会、県PTA連合会、等)や公的機関・他団体(各市町村・各種団体)との協業、委任事務については見直しの対象とする傾向が強くみられる。同時に、見直しにあたり、先例が少ないことや変更に伴う影響の大きさ、等を考え慎重にならざるをえない単会からは、上部団体の強みである情報提供力、情報交換の場としての役割、等への期待感が感じられる。✿魅力発信委員会✿魅力発信委員会とは、家庭教育委員会と環境対策委員会が単に合併したということではなく、その名の通り「PTAの魅力を県Pから発信していく」委員会です。昨今PTAを取り巻く環境も厳しくなり、PTA不要論などの声も少しずつ増えてきています。その中でPTAの在り方を見直し、今の時代に沿った活動をされているPTAの方たちがいます。そんな方たちの姿、考え方を参考にすることでご自身のPTA活動に役立てていただければと考え、この委員会を立ち上げました。同じ悩みを持つ単会の方たちにも情報を発信したいと考え、更に発展するPTA活動を、と考えています。共に活躍しているPTA役員の皆さまの「魅力」を今後も県Pより発信していきたいと考えています。「埼玉県内市町村PTA連合会合同会議(第1回地区会長・市町P連会長合同会議)」が7月13日、埼玉県浦和合同庁舎講堂にて開催されました。各地区の地区長、各市町のP連会長など24名が参加し、各グループに分かれディスカッションを行いました。昨今PTAの悩みである「PTA加入について」「個人情報保護法対策について」をテーマに各地区・市町P連による取組が話し合われ、地域差や画期的な取組について様々な声が飛び交いました。参加した方からは「他市町の様々な情報が聞けた」「グループになることで深く話ができた」「一層の情報共有が進むよう期待している」などの感想があり、今後も課題に対して全体で考え、取り組んでいきたいという思いが見えました。✿広報委員会✿広報委員会は会報編集委員会から名称を変えたもので、内容は変わっていません。名称変更した理由として、一つは新しい委員会を立ち上げたことで会報編集委員会という名をリニュアルしたかったという点があります。二つ目の理由として、「会報」という言葉には「会の現状、活動記録など会員や外部の人に報告するための印刷物」という意味があります。私たちは今後を見据え、連合会の活動を県内PTAに知ってほしいという思いがあり活動しています。そのためにも「一般に広く知らせること」という意味の「広報」と名称を変更しました。そもそものきっかけは、毎年決まって涙を流す役員がいたことに疑問を覚えたから。丁度その頃、行政から個人情報保護法や任意団体であることの知らせを受け、更には教職員の業務改善や少子化も加わり、学校もPTAも適正化へと一気に舵をきったのだ。功を奏したのは、本当に必要な活動を残し、時代にあった運営方法に切り替えたこと。更には、自分に合った活動を見つけ、無理のないプランニングで新しい企画にチャレンジ出来るといった意識改革を同時に行ったことだ。今ではPTAは円滑に、更には学校応援団やコミュニティーの潤滑にもなり、良いことづくしだ。県の研究発表以来、メディアに取り上げられる機会が増え、とりまく環境が変化してきたように思う。その代表格が町の連合会だ。単位PTAにとって有益であるよう、今まさにスクラップ&ビルド計画が進んでいる。今後もPTAが学校を支える力の1つであり続けるためには、任意と個人情報保護法を徹底したトップダウンの声と、活動の見直しを図るボトムアップの底力が必要で、それらがリンクした時こそ、時代にそぐう活動になるのではと思っている。11月は「いじめ撲滅強調月間」です埼玉県は、11月を「いじめ撲滅強調月間」に制定し、いじめの根絶に集中的に取り組んでいます。いじめに遭ったり、気が付いたりしたら、一人で悩まず御相談ください。電話相談窓口●よい子の電話教育相談(24時間365日対応)18歳以下の子ども専用(無料)なやみゼロゼロハローさいのくに#7300または0120―86―3192保護者専用こころおはなし048―556―0874Eメール相談soudan@spec.ed.jpいじめメール相談フォーム(上のコードから入れます)●ヤングテレホンコーナー(埼玉県警察少年サポートセンター)(月~土/祝日・年末年始を除く8時30分~17時15分)048―861―1152●子どもスマイルネット(毎日/祝日・年末年始を除く10時30分~18時)048―822―7007お問い合わせ埼玉県県民生活部青少年課TEL048―830―5858埼玉県PTA連合会広報第230号(2)令和元年11月1日

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