各地のPTA活動

埼玉県学校給食会学校給食教室 開催

【写真】学校給食教室・お父さんも挑戦
学校給食教室・お父さんも挑戦

十一月五日に埼玉県学校給食会の学校給食教室が行われました。今年度は県内二十五名の参加があり、このうち五人のお父さんが参加しました。

前半は、「学校給食の意義と役割〜家庭との連携を深めながら〜」というテーマで、御講義をいただきました。その中で、学校での給食だけでは食育の取組みは難しく、家庭との協力やその実践が重要。また、朝食の重要性や、食を通して学力・体力の向上について、貴重なお話をいただきました。

後半は、給食のコンクールで入選したメニューの調理実習と試食を行いました。五つの班に分かれ実習しました。初めは、五名のお父さんたちも戸惑っていましたが、お母さんたちと楽しそうに話をしながら率先して調理を。家では調理しないという話も聞かれましたが、案外慣れた手付きに驚きも。お父さんたちの参加は、家庭の中での食の意識の向上に、また一つ彩りを添えるもの。今後もたくさんのお父さんたちの参加をお願いします。

日本PTA協議会 日中友好少年少女の翼事業に参加

【写真】日中友好少年少女の翼・天安門広場見学
日中友好少年少女の翼・天安門広場見学

この事業は、(社)日本PTA全国協議会が昭和六十年の社団法人化を記念して創められた事業です。日中両国の友好親善と中国の歴史・文化を学びながら視野を広め、心豊かな青少年の育成を図る目的で毎年実施しています。

埼玉県PTA連合会からも中学生男女一人ずつを推薦していますが、平成二十年度は、三月二十六日から三十一日までの日程で、大里地区から平真也君と丸山華澄さんが参加しました。

この事業では、中国の中学生との交流も行われましたが、二人ともすぐに打ち解け交流することができたとのことです。

得がたい経験と視野を広めることができる本事業です。二十一年度は北埼玉地区から二名が参加予定です。

秩父地区PTA役員等研修会開催

【写真】秩父地区役員等研修会の講演
秩父地区役員等研修会の講演

平成21年度埼玉県(秩父地区)小、中学校PTA役員等研修会が11月14日横瀬町町民会館にて秩父地区内の単位PTAの協力のもと盛大に開催されました。「家庭の教育力向上をめざして〜親が親として育ち、力をつけるために〜」を研修テーマとして金子保氏(さいたま市教育相談センター所長)より「豊かな心を育てる家庭生活」を演題として講演して頂きました。また、金沢小、長瀞第二小、太田中、横瀬中の四校が「家庭の教育力向上をめざすPTA活動」をテーマとして、実践発表を行いました。各学校PTAの発表を参考として、今後のPTA活動の発展に役立てて頂きたいものです。

埼葛地区PTA役員等研修会を開催

埼葛地区PTA連絡協議会は一月一九日、「埼葛地区PTA役員等研修会」を開催。会場の越谷コミュニティセンター・小ホールには二六〇人の参加者が集い、実践発表と講演が行われました。

実践発表は、杉戸町・杉戸小PTAと白岡町・白岡中PTAが行いました。

杉戸小PTAは、親子で楽しめる行事の創造を目指し、平成二〇年度に「杉小WaiWaiまつり」を実施。保護者や地域の方々の積極的な協力を得て、子供たちと一緒に楽しいひとときを過ごしたとのこと。運動会の準備や親子除草時の側溝清掃などには「父親サポーター」が活躍しているという報告もありました。

白岡中PTAは、同校には肥満傾向の生徒が少なく、う歯の保有率が減少傾向にあることや、体力テストで県の平均を大きく上回る結果を出していることを報告。アンケート調査や座談会を行った結果、生活環境や家庭での食生活が良い結果を生んでいることが分かった、と発表しました。

講演は、(財)日本学校保健会の並木茂夫事務局次長を講師に迎え、「思春期の危険行動と学校・家庭・地域の役割」についてのお話をいただきました。

並木先生は、川口市で中学校長を務められた経験をもとに、現在は青少年の薬物乱用を防止する活動に取り組んでおられます。埼玉県の「親の学習プログラム」の策定にも参画されました。

講演では、「薬物は使ってしまったらおしまい。誘われても決して使用しないように教育することが大切。具体的には、上手に断る技術・能力を身に付けさせる必要がある」ということで、日常生活で必要な心理社会能力(ライフスキル)を向上させるプログラムの幾つかが紹介されました。

また、「諸外国に比べ、日本の子供たちは自尊感情が薄く『自分はダメな人間だ』と思っている子が多い。それに対し、親ができる最善の指導は、黙って話を聞いてあげること。皆さん『聞き上手』になって下さい」というアドバイスがあり、大変身近で有意義なお話でした。

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